ご相談内容

「上下の前歯が噛み合わないのとデコボコな歯並びが気になる」とご相談いただきました。

カウンセリング・診断結果

拝見したところ、奥歯で噛んだときに上下の前歯が噛み合わず隙間が生じる「開咬（かいこう）」が見られ、前歯で食べ物を噛み切ることが難しい状態でした。
また、歯がきれいに並ぶスペースが足りずデコボコに生える「叢生（そうせい）」、左上の前歯（側切歯／2番）には生まれつき歯の大きさがかなり小さい「矮小歯（わいしょうし）」も認められ、見た目が悪くなっています。

さらに、奥歯（第1大臼歯／6番）の位置を基準に噛み合わせを調べたところ、下の奥歯が正常な位置より後ろ側で噛み合い上の前歯が前方に出ている「アングル2級」、いわゆる出っ歯で噛み合わせも悪い状態でした。

前歯の見た目の悪さだけでなく噛み合わせにも問題が生じていたため、歯並びを整え、正しい噛み合わせに改善する矯正治療が必要と診断しました。

行ったご提案・治療内容

歯並びだけでなく噛み合わせも改善するため、奥歯から前歯まですべての歯を動かすことができるマウスピース型の矯正装置「インビザラインフル」を提案しました。
また、矮小歯を隣の歯と調和する大きさにするため、天然歯のような白さが特徴の「セラミック」を薄い板状にして歯の表面に貼り付ける「ラミネートべニア」での治療をお伝えし、インビザラインフルとあわせて治療に同意いただいています。

まずは矯正治療として、患者様専用に作製したマウスピースを1日に決められた時間しっかり装着していただき、歯を適切な位置に動かして歯並びと噛み合わせを整えていきました。
このとき、左上の側切歯もラミネートべニア装着後に正しい位置に並ぶように、考慮してスペースを作っています。

次に矮小歯の治療として、左上の側切歯の表面を少しだけ削り、周囲の歯と自然な仕上がりになるよう色を丁寧に調整した薄いセラミックの板を貼りつけて治療を終了しています。

この治療のリスクについて

・決められたスケジュールを守らない場合、十分な効果が得られない可能性があります
・マウスピースに対応していない症例の場合、治療が難しい可能性があります
・歯の移動に伴って、痛みや違和感を感じる場合があります
・非常に薄いセラミックのため、強度は弱くなります
・ご使用状況により、割れたり欠けたりする場合があります
・自費診療（保険適用外治療）です

• 年齢・性別 30代女性
• 診療種別 自由診療

• 治療期間の目安 3年3ヶ月
• 治療回数の目安 -
• 治療費総額の目安 779,000円

※掲載された情報は治療の効果を保証するものではありません。
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