ご相談内容

「顎関節症の症状がひどく、歯並びの悪さも気になる」とご相談いただきました。

カウンセリング・診断結果

拝見したところ、下の歯並びに対して上の歯並びが前方にずれている噛み合わせ「アングル2級」のいわゆる出っ歯で、歯がデコボコに並ぶ「叢生（そうせい）」が生じていました。
特に上左右の前歯2本（側切歯／2番）は内側に引っ込んで生えており、下の歯が部分的に上の歯に被さっている噛み合わせ「クロスバイト」も見られました。

全体的に噛み合わせが悪いことで下顎が動かしにくくなり、顎の関節に負担がかかり続けたことが原因で顎関節に痛みが出る「顎関節症」が重度になってしまった可能性が考えられます。

このまま放っておくと見た目が悪いだけでなく、顎関節症の症状もさらに進行し日常生活に支障をきたすおそれがあるため、早めの矯正治療が必要であると診断しました。

行ったご提案・治療内容

歯並びと顎関節症を改善するために、上左右の奥歯2本（第1小臼歯／4番）を抜歯して歯を動かすスペースを確保したあと、取り外し式のマウスピース型矯正装置「インビザラインフル」を使用した治療を提案し、同意いただきました。

一般的なワイヤー矯正と比較し、インビザラインフルは非常に弱い力で歯を動かしていくため歯への負担が少なく痛みもを感じにくいのがメリットです。また、装着するマウスピースが上顎と下顎の間でクッションの役割をするため、顎関節にかかる負担も軽減することができます。

まず上左右の第1小臼歯2本の抜歯を行い、患者様のお口に合わせて作製したマウスピースを1日に一定時間装着していただき、定期的に新しいマウスピースに交換しながら少しずつ歯を適切な方向へ移動させました。
矯正治療と並行して顎関節症の治療とホワイトニングも行い、治療を終了しています。

この治療のリスクについて

・決められたスケジュールを守らない場合、十分な効果が得られない可能性があります
・マウスピースに対応していない症例の場合、治療が難しい可能性があります
・歯の移動に伴って、痛みや違和感を感じる場合があります
・正しいブラッシングやメンテナンスを行わない場合、虫歯や歯周病のリスクが高まります
・抜歯後に腫れ、出血が続く場合があります
・抜歯後に痛みが長引く場合があります。必要に応じ痛み止めを併用します

• 年齢・性別 20代女性
• 診療種別 自由診療

• 治療期間の目安 2年
• 治療回数の目安 -
• 治療費総額の目安 713,000円

※掲載された情報は治療の効果を保証するものではありません。
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