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医療法人よつば徳祐会 松井歯科 堺市北区

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2024/03/27

10歳男の子【前方誘導】マウスピース型矯正装置「プレオルソ」とお口周りのトレーニングで下あごの位置や噛み合わせを改善した症例

ご相談内容

8歳の時に「出っ歯なうえに歯並びがデコボコしている。永久歯に生え変わった後に抜歯して矯正治療する以外に方法がないか聞きたい」とご相談いただき、あごを広げて永久歯が正しい位置に生えるようにスペースを作り下あごを前に引っ張って噛み合わせを改善する「顎顔面矯正」にて治療中の患者様です。

拡大1回目の症例はこちら
8歳男の子【拡大1回目】生え変わりの時期にあごの幅を広げる「顎顔面矯正」で歯並びと噛み合わせを改善した症例

拡大1回目~前方誘導まで全体の症例はこちら
8歳男の子 生え変わりの時期にあごの幅を広げる「顎顔面矯正」で歯並びと噛み合わせを改善した症例

カウンセリング・診断結果

8歳から1年かけて、あごの横幅を拡大して下あごを前方に引っ張って噛み合わせを改善してきましたが、拡大1回目を終えた時点でまだ上下の前歯12本(右犬歯/3番~左犬歯)部分の幅が不足しており、下の前歯はデコボコに並ぶ「叢生(そうせい)」が見られました。

また、下あごの位置がまだ後ろに下がっているため、下の前歯に上の前歯が過剰に覆いかぶさっている「過蓋咬合」のままで、食いしばりや下唇を噛む癖が下あごの位置や噛み合わせの改善を妨げている可能性が考えられます。

永久歯への生え変わりが終わっていないため、あごの幅が足りないままだと叢生がさらに悪化したり、過蓋咬合により歯や歯ぐきに負担がかかったりするおそれがあります。

引き続き上下ともあごの幅を広げて永久歯が適切な位置に生えるスペースを確保し、噛み合わせる位置を改善する必要があると診断しました。

行ったご提案・治療内容

あごの幅を拡大し下あごを前方に誘導するために、取り外し可能なマウスピース型矯正装置「プレオルソ」を使用しながら、舌や口の筋肉バランスを整えるトレーニング「MFT(口腔筋機能療法)」を行って下唇を噛む癖や下あごの位置や噛み合わせを改善する治療を提案し、同意いただきました。

プレオルソは、過蓋咬合の改善に適したタイプ1のSサイズを使用し、日中1時間と就寝時の着用をお願いしました。
併せてMFTでは、「あー」と大きく口を開け、口を横に広げ「いー」、口を前にすぼめて「うー」、次に「ベー」と舌を突き出して下に伸ばす「あいうべ体操」を1日30回繰り返し行っていただきます。

月1回の経過観察を行いながら、プレオルソをお湯につけて拡大させることで歯並びのアーチを外側に広げながら下あごを前方に誘導します。

4ヶ月後、下あごが前方に誘導されて噛み合わせに高さが出てきましたが、左上の奥歯が極端に外側に出て下の歯とすれ違ってしまう噛み合わせ「鋏状咬合(シザーズバイト)」が認められました。
そのため、プレオルソを継続しながら、下の歯の裏側にアーチ型の金属ワイヤー「リンガルアーチ(舌側弧線装置)」を装着し、さらに4ヶ月かけてシザーズバイトを正常な噛み合わせに改善しています。

その後は、噛み合わせを正常な位置に誘導しながら歯並びがずれないように、1年間はプレオルソを継続使用していただきました。

虫歯予防のために、クリーニング、歯磨き指導やフッ素の塗布を必要に応じて行っています。

術後の経過・現在のご様子

あごの幅がしっかり広がったことで、永久歯が適切な位置に並んできれいな歯並びになりました。
過蓋咬合も改善され、噛み合わせた時に下の前歯が見えるようになりました。

患者様と親御様には「最初と比べると出っ歯が改善し、歯並びもすごくきれいになって嬉しい」と大変喜んでいただけました。

現在は、定期的にメンテナンスにて経過の確認を行っています。

この治療のリスクについて

・治療中、発音しにくい場合があります
・治療中、舌が動かしにくいことがあります
・治療中、装置によってまれに頬の内側が傷つき、口内炎になる場合があります
・歯の移動に伴って、違和感や痛みを感じる場合があります
・正しいブラッシングやメンテナンスを行わない場合、虫歯や歯周病のリスクが高まります
・決められたスケジュールを守らない場合、十分な効果が得られない可能性があります

  • 年齢・性別 10歳男の子
  • 診療種別 自由診療
    一部保険適適用
  • 治療期間の目安 1年
  • 治療回数の目安 -
  • 治療費総額の目安 約530,000円
    顎顔面矯正代+プレオルソ代
    その他クリーニング、歯磨き指導やフッ素塗布などは保険適用

※掲載された情報は治療の効果を保証するものではありません。
ご利用により万一何らかの損害が発生したとしても、当サイトは一切責任を負いかねますのでご了承ください。

クリニックより

生え変わりの時期に顎顔面矯正をすることで、永久歯が適切な位置に並ぶためのスペースを確保することができます。
それに付随して気道が広がり、鼻炎やいびきの改善が見られることがあります。

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この症例の提供歯科医院

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診療科目 一般歯科、小児歯科、予防歯科、審美歯科、口腔外科、矯正歯科、ホワイトニング、インプラント
自由診療 セラミック治療、顎顔面矯正、部分矯正、成人矯正、インビザライン矯正、オフィスホワイトニング、ホームホワイトニング、デュアルホワイトニング、インプラント、入れ歯・義歯
住所 〒591-8032 堺市北区百舌鳥梅町1丁26-2
アクセス ・地下鉄御堂筋線「なかもず駅」より徒歩約15分
・南海高野線 泉北高速鉄道「中百舌鳥駅」より徒歩約15分
※医院前駐車場15台完備
※送迎車ございます(上記各駅より当院までの送迎車がございます。お電話にてお問合わせ下さい。)
診療時間 【月・火・水・木・金・土】
09:30〜13:00/14:30〜18:30
(※受付時間は09:00〜12:30/14:30〜18:00)           

【日】
09:30〜13:00/14:30〜17:00
(※受付時間は09:00〜12:30/14:30〜16:30)
休診日 祝日
代表者 松井 徳彦

※記載の内容は最新の情報と異なる場合がございます。正確な情報は歯科医院にご確認ください。

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