ご相談内容

「八重歯と左上の前歯が気になる」とご相談いただきました。

カウンセリング・診断結果

拝見したところ、右上の前歯（犬歯／3番）は八重歯、左上の前歯（中切歯／1番）は出っ歯で、2本とも隣り合う他の歯よりも外側に飛び出している「唇側転位」が見られました。
下の前歯は、わずかではありますがデコボコに歯が並んでいる「叢生（そうせい）」でした。

患者様は「前歯が噛み合うと痛みを感じる時もある」とおっしゃられ、噛み合わせが悪いせいで痛みが出ており、しっかり噛めていない状態でした。

歯の大きさに対してあごが小さく、歯が正しい位置に生えるためのスペースが足りなかったことが原因で、唇側転位や叢生が引き起こされたと考えられます。

この状態を放置すると噛んだ時の痛みが強くなり、歯ブラシがうまく当たらず磨き残しが多くなることで虫歯や歯周病のリスクも高まるため、早急に歯並びを改善する必要があると診断しました。

行ったご提案・治療内容

歯並びを整えて噛み合わせも改善するために、透明なマウスピース型矯正装置「インビザラインフル」での治療を提案し、同意いただきました。

インビザラインフルは、マウスピースを定期的に交換することで全ての歯を効果的に動かせる装置です。
食事中や歯磨きの際には取り外せるため、お口の中やマウスピースを清潔に保つこともできます。

まずは患者様のお口の中を口腔内カメラでスキャンしコンピューター上で3Dデータ化して、歯全体をどのように動かして理想の歯並びに導くかをシミュレーションしました。その結果を基に、患者様専用のマウスピースを作製しています。

その後、完成したマウスピースをお渡しして、食事と歯磨きの時以外は装着し続けていただくよう丁寧にお伝えしました。また定期的にご来院いただき、マウスピースを交換したり細かい調整を行ったりと歯の動きを都度観察しています。

前歯が噛み合うと痛みを感じる症状については、患者様としっかりコミュニケーションをとって細かい調整をするなど不快感を最小限に抑えられるよう努めました。

術後の経過・現在のご様子

歯並びがアーチ状に整い、美しい口元になりました。噛み合わせも正しくなったことでしっかり噛めるようになり、前歯の痛みも解消されています。

最初に来院された時よりも患者様に笑顔が増えて明るい印象になり、「気になっていた前歯だけでなく、全体的に綺麗な歯並びになって嬉しい」と大変お喜びいただいています。

現在は経過観察とメンテナンスのために定期的に通院されています。

この治療のリスクについて

・決められたスケジュールを守らない場合、十分な効果が得られない可能性があります
・マウスピースに対応していない症例の場合、治療が難しい可能性があります
・歯の移動に伴って、痛みや違和感を感じる場合があります
・正しいブラッシングやメンテナンスを行わない場合、虫歯や歯周病のリスクが高まります

• 年齢・性別 10代女性
• 診療種別 自由診療

• 治療期間の目安 1年8ヶ月
• 治療回数の目安 -
• 治療費総額の目安 665,000円

※掲載された情報は治療の効果を保証するものではありません。
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