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2023/03/01

50代男性「歯がガタガタで噛めない。奥まで気持ち悪くて磨けない」吐き気で歯磨きができず歯周病と虫歯だった歯を、インプラントとブリッジでしっかり噛めるように改善した症例

ご相談内容

「歯がガタガタで噛めない。奥まで気持ち悪くて磨けない」とご相談をいただきました。

カウンセリング・診断結果

拝見すると、お口全体の歯ぐきが腫れており、さらに歯を支える骨も溶けて失われている重度の「歯周病」で、ぐらぐらしている歯がたくさんありました。このため、しっかり噛めていませんでした。
また、虫歯も複数見つかりました。

患者様は口の中に物が入るとえずいてしまう「嘔吐反射」が強いため、ブラッシングが丁寧にできなかったことが歯周病と虫歯の原因のひとつになっていました。

しっかり噛めるようにするために、保存が難しい歯は抜く必要があること、お口全体のバランスを見ながら治療を進めていく必要があることをご説明しました。

行ったご提案・治療内容

まずは、歯を27本(上下左右の中切歯/1番、上下左右の側切歯/2番、上下左右の第1小臼歯/4番、上下左右の第2小臼歯/5番、右上・左上下の第1大臼歯/6番、上下左右の第2大臼歯/7番、上下左右の第3大臼歯/8番)抜きました。

抜歯後の治療方法として、人工の義歯で補う「入れ歯」、あごの骨に人工の歯根を埋入する「インプラント」、両隣の歯を削って土台にして人工の歯を橋渡しをする「ブリッジ」があります。

患者様には嘔吐反射があるため、異物感があって、毎食後取り外さなくてはいけない入れ歯は不向きでした。
そのため、インプラントとブリッジでの治療を選択されました。

本来なら奥歯でもしっかり噛めるように噛み合わせを調整しますが、奥まで歯ブラシを入れるのが難しいため、ご自身でブラッシング可能な歯(上下左右の第2小臼歯)までのインプラント埋入をご提案し、ご希望されました。

上あごの骨量が少なかったため、インプラントを埋入する部分に骨を足す再生手術「ソケットリフト」の処置を行いました。
骨量が十分と確認できた後、上下左右の歯8本(第1小臼歯、第2小臼歯)にインプラントを埋入して被せ物をしました。

上の左右の前歯2本(側切歯)にもインプラントを埋め、これを土台として4本まとめたブリッジを作製しました。

下の左右の前歯4本(中切歯、側切歯)もブリッジで被せるために、健康だった左右の前歯2本(犬歯/3番)を土台として削り、被せました。

術後の経過・現在のご様子

お口全体でしっかり噛めるようになって、見た目も良くなりました。
患者様ご自身で丁寧にブラッシングもできるようになり、「美味しく食事ができるようになって嬉しい」と大変満足していただけました。

この治療のリスクについて

・ソケットリフト時、鼻の周りの空洞「上顎洞」に穴が開く「上顎洞穿孔(じょうがくどうせんこう)」の可能性があります。
・インプラント埋入時、下あごを通る神経「オトガイ神経」の損傷によって、下唇や下あご、皮膚や粘膜の麻痺が起こる可能性があります。

  • 年齢・性別 50代男性
  • 診療種別 自由診療
  • 治療期間の目安 1年6ヶ月
  • 治療回数の目安 -
  • 治療費総額の目安 5,000,000円

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診療科目 一般歯科、小児歯科、歯科口腔外科、矯正歯科、 インプラント、審美歯科、歯周病、 ホワイトニング、予防歯科
自由診療 虫歯治療、根管治療、インプラント矯正歯科、入れ歯、親知らず、顎関節症
住所 〒231-0015 神奈川県横浜市中央区尾上5-68 馬車道ビル2階
アクセス JR関内駅 徒歩2分
診療時間 【月・火・木・金】
10:00〜14:00/16:00〜20:00

【土】
11:00〜14:00/16:00〜19:00
休診日 日曜 祝日
代表者 河合 毅師

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