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  • ワイヤー矯正
2023/03/15

10代女性「歯が噛み合わないので治したい」前歯が噛み合わない「開咬」を、あごにネジを埋め込む「アンカースクリュー」とワイヤー矯正の併用、舌や口周りの筋肉を鍛える「口腔筋機能療法(MFT)」で治療した症例

ご相談内容

「歯が噛み合わないので治したい」とご来院されました。

カウンセリング・診断結果

拝見したところ、噛んだ時に奥歯が先に当たってしまうため、前歯が噛み合わない「開咬」の状態でした。
上の前歯6本(中切歯/1番、側切歯/2番、犬歯/3番)は、デコボコに並ぶ「叢生(そうせい)」が見られました。
下の左右側切歯は、捻れて生える「捻転(ねんてん)」が若干あり、犬歯が少し重なっていました。
また下あごが少し前に出ており、上と下の歯が反対に噛み合う「反対咬合」の傾向がありました。

患者様は、歯を動かす際にあごの骨に埋め込んで土台にする、医療用の小さなネジ「アンカースクリュー」を使用した治療をご希望でした。

行ったご提案・治療内容

歯が並ぶスペースが足りず、抜歯をせずに治療するのは難しいため、上下左右の奥歯(第1小臼歯/4番)を抜歯することにしました。
その後アンカースクリューを埋め込み、歯の表面には四角い装置「ブラケット」を付けワイヤーを通す「ワイヤー矯正」の併用をご提案しました。
ワイヤー矯正で歯並びを整えるだけでなく、アンカースクリューの併用で、奥歯の高さを下げて前歯と奥歯が同時に噛み合うよう、奥歯をあごの骨の中に押し戻すように引っ張る力を加えることができます。
患者様には以上のことをしっかりとご説明し、同意いただきました。

矯正治療に加え、舌や口周りの筋肉を鍛えて、舌を正しい位置に誘導するための運動「口腔筋機能療法(MFT)」を指導しました。
舌を前に押し出す「舌癖(ぜつへき)」があると治療を行っても歯並びが治りにくく、治療後に後戻りもしやすいため、MFTを行っていただきました。

術後の経過・現在のご様子

後戻りもなく、噛み合わせや反対咬合も改善しました。
しかし、術後2年経過したあたりから前歯が少し開いてきている様子が見られました。
舌癖などが影響している可能性が考えられるため、現在は定期的にご来院いただき、成長に合わせて経過を観察しています。

この治療のリスクについて

歯の移動に伴って、違和感や痛みを感じる場合があります。

  • 年齢・性別 10代女性
  • 診療種別 自由診療
  • 治療期間の目安 2年
  • 治療回数の目安 -
  • 治療費総額の目安 1,100,000円

※掲載された情報は治療の効果を保証するものではありません。
ご利用により万一何らかの損害が発生したとしても、当サイトは一切責任を負いかねますのでご了承ください。

クリニックより

アンカースクリューは若年の女子では成功率が悪いという報告もありますが、本症例はスクリューを埋め込み維持することがうまくいきました。
また、MFTにより開咬と関連する舌癖の改善を行いながら治療を行っていますが、やや不十分だった可能性があり、後戻りの原因となっているかもしれません。
開咬の症例の安定は、難しいことが少なくありません。

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診療科目 矯正歯科
自由診療 ワイヤー矯正
住所 〒257-0035 神奈川県秦野市本町1-4-8
アクセス 秦野駅 5分
診療時間 9:30〜12:00 14:00〜18:00
休診日 木曜 日曜 祝祭日
代表者 高橋 滋樹

※記載の内容は最新の情報と異なる場合がございます。正確な情報は歯科医院にご確認ください。

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